当院には薬事審議会がない。
つまり、くすりを採用するための明確なルールがない。
世の中のすべての薬が使えることが理想だが、それらをすべて購入することは予算上あり得ない。
だから採用薬品だけを必要なだけ購入するという運用になる。
処方には、院内処方と院外処方という区分があり、本来、どちらも採用薬品の中からの選択であるべきだ。
しかし、院外処方は外部の調剤薬局での対応のため、院内の薬剤購入費には影響がない。
その観点から、院外処方はどの薬品を選択しても良いという考え方が当院には根付いている。
しかし、問題はある。
それは、院内で購入していない薬品を使用している患者が入院した場合、院内で薬品が供給できないというものだ。
そういうことからも、院内と院外で使用できる薬品は揃えたほうがよい。
今後、薬事審議会を行う組織にイノベーションしていきたい。
